前回に続き、小規模企業持続化補助金について書きたいと思います。
公募要領の1.事業の目的には、次のように書かれています(一部省略)。「本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路拡大等の取組や地道な販路開拓等にあわせて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。」
つまり、小規模事業者持続化補助金の申請では、この申請が補助金の目的に合致しているかどうかを評価されるということです。
補助金申請の提出書類と補助金の目的を見比べてみると、提出書類に何を書いてほしいのかがわかります。
企業概要(自社の置かれている状況)、顧客ニーズと市場の動向(外部環境)、自社の強みを分析して経営方針を立てることが事業計画で示すことがわかります。また経営方針等に基づく販路拡大等の取組や業務効率化の取組を補助事業計画で示すことがわかります。
また、経費明細書は、補助してもらいたい経費が販路拡大等の取組や業務効率化の取組には要することを説明するものです。
そして、経営計画、補助事業計画、経費明細表により、
①自社の経営状況分析の妥当性
②経営方針・目標と今後のプランの妥当性
③補助事業計画の有効性
④積算の透明・適切性
で高い評価を得なければならないのです。
次回からは、経営計画の各項目について、記載時の留意事項について触れたいと思います。